本年も宜しくお願いいたします。 [読書]
読書好きの友人に恒川光太郎氏の『夜市』を紹介したところ、
「う~ん、これは何だ?何が言いたいんだろ?」と言われてしまいました。
この友人、どうやら起承転結がしっかりしていて、
結局これはこういうことですよ…と明確な説明により
納得できる小説じゃなきゃダメみたいです。
そうじゃないかた、ちょっと不思議な世界観を好まれるかたは、
一連の恒川氏の小説をどうぞ!
お仕事をもう一つ増やして、多忙極まりない日々を送っております。
なかなか更新もできなくて、皆さまのブログにお邪魔もできなくて
申し訳ない限りです。
今年は『一冊読んだらブログを書こう!』を目標に
細々とではありますが続けていこうと思っております。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
今年、来年と、私はとってもラッキーな運勢なんですって。
期待してるよ、今年と来年の自分♪
こんな本を読んでいた。 [読書]
本当に時間があっという間に過ぎてゆく。
バタバタと慌しい日々が続いていますが、
なんとか時間を見つけてはこんな本を読んでいました。
取り急ぎご報告まで。
クリスマスですね。
大切な人へのプレゼントはもう用意しましたか?
最近の読書 [読書]
何の予備知識もなく、以前読んだ『永遠の0』の印象のまま読み始めてみると、
あららら・・・これは、まさにショートショート!
重要な最後の一行(台詞)が上手い具合にちゃんとめくった次のページに書いてあるという
こだわりよう。
短編集なので、慣れてきたら最後のページをめくる前に
自分でオチの台詞を予想するのもまた一興。
どうやらこの作家さん、出す作品ごとに作風が違うということで、
今図書館に予約してある『モンスター』も楽しみです♪
占いとか風水とか、そういうことではなく、
つまりざっくり言うと、お金にもっと気を配りなさい、
お金と上手に付き合いなさい、ってことが書いてある。
筆者はものすご~い借金からスタートした税理士さん。
そう聞くと説得力あるような…。
陽が暮れるのが早くなったせいか、
一日がとっても短く感じる今日この頃です。
こうして今年もあっという間に終わっていくんだろうなぁ。。。
東野圭吾3作一気読み! [読書]
東野圭吾作家生活25周年特別刊行第1弾!
『新参者』でお馴染み、日本橋が舞台の加賀恭一郎シリーズ。
確かに『新参者』『赤い指』を彷彿とさせる家族愛に溢れた作品です。
そして第2弾!
こちらはもっとお馴染み湯川先生のガリレオシリーズ。
美しい海辺の町の旅館で起こるある事件。
謎解きを求めるのならこの作品かな。。。
続く第3弾!
都内で起きた連続殺人事件。次の犯行現場は高級ホテル?
ちょっと犯行動機が物足りないかな・・・って感がありますが。。。
でもね、やっぱり東野さんの本は、
私の中では一定のレベルを超えているのでOK。
多分、期待しすぎちゃうんですよ、東野ファンはみんな。
寒くなりました。
読書にはとってもいい季節です。
とはいえ、就寝前の読書は翌日の朝、確実に目にきます(苦笑)。
トシには勝てないなぁ。
お風邪など召しませぬよう、ご自愛くださいませ。
「バーにかかってきた電話」 [読書]
こういう小説、久しぶりー。楽しかったです♪
舞台は札幌。
あんな地名やこんな場所がなんとも懐かしい。
大泉洋さん主演『探偵はBARにいる』の原作本。
同じ作者の「探偵はバーにいる」という本は、
この映画の原作ではないのでお間違えなく(ややこしや・・・)。
道路での~んびり移動しているカエルさんを見かけると
「ほらほら、もっと、道のはしっこいきな~。
こんなとこいたら、車に轢かれちゃうんだよ。」
とぶつぶつ言いながら、そっとカエルさんを道の端に誘導する私と
全く同じことをしている小父さんがいたらしい。
そうか・・やっぱり、みんなそうするよね。
「マボロシの鳥」 [読書]
「爆笑問題」太田光さんの短篇集。
内容や言い回しなんかはちょいとこっちに置いといて(笑)、
最後の「地球発…」では、涙がつつ・・・と流れました。
でもそれは多分、著者がその作品を意識して書いたと思われる
私も大好きなあの作品を思い出したせい。
太田さんって、本当に本が大好きで、
きっとた~くさん読んでいるんだろうなぁ。
ただ、小説っていうよりも、脚本か台本みたいな印象がある。
それはつまり、多分いろんなことを説明しすぎてるってことなんだと思う。
小説を書くって難しいってことですよね。
さてさて、
今年の猛暑ってどんなんだっけ・・・?って思うくらい、涼しくなりました。
特に今朝は、涼しいというよりも肌寒い。
雪便りもちらほら届きます。
朝は暗い、おまけに秋の日は釣瓶落とし。
どうぞお風邪など召しませぬよう。
私は、元気です。
乙一さんと池上さん [読書]
久しぶりの乙一さん。
表紙がすっきりしているので、過去にちょっと苦手な作品もあったってこと、
すっかり忘れておりました。
忘れていても大丈夫だったので今になってホッとしています(笑)。
というのも、アイディア自体は読者のボツ原稿。
にしても、突然背筋が寒くなる緊張感は流石乙一!
アイディア使ってもらった読者、嬉しかっただろうなぁ。。。
日本人の宗教観…日本人は決して無宗教じゃないってところが、
すごくよく分かりました。
そうそう、ちゃんと言葉にするとそういうことなんですよね。
池上さんが宗教について7人と対談をするのだけれど、
やっぱり養老さんはここでもすごい。
言葉がブレないものね…覚悟があるというか…。
読んでいると文字が池上さんの声になって聞こえてきますよ。
さてさて、
あまり更新してないのにも関わらず、昨日も訪問していただいた数が
3桁になっていまして、ほんとうに申し訳ない気もちでいっぱいです。
いや、申し訳ないじゃなくて、ありがとうございます…です。
あれから、悪いことがあると、落ち込むのではなく
(いや、確かに深く落ち込むが…)
そうか、しょうがないね、きっと次はいいことが待っている…って
思うようになりました。
若い頃は、この「しょうがない」って言葉が大嫌いだった。
年を重ね、自分の力だけではどうしようもないことが
確かに存在するってこと、自然に受け止めることができるようになったのでしょう。
そう、「しょうがないこと」は、誰にでも、そしてどこにでもある。
あのね、悪いことの後には、いいことがちゃんと待ってるんです。
ほんとだよ。
こんな本を読んでいた。 [読書]
遠く離れた異国で事件に巻き込まれ、人質となった日本人ツアー客、8人が
それぞれ自分の人生を物語にして書き、それを朗読する・・・。
読み始めるとすぐにわかってしまうので、ここに書いてしまうけれど、
この8人、救出作戦の失敗により、亡くなってしまうのです。
もうこの世にはいない8人の、でも確かにあった物語。
そしてそれを聞く、もう一人の物語。
最初の一頁からあの静かな小川さんの世界です。
おネエすぎる僧侶、水無昭善さんの次に、今ちょっと気になっている
静かすぎる僧侶(個人的感想)、小池龍之介さんの本。
でも、小池さんのお話はちょっと「ん?そうかな?」ってところがあって、
つまりは心に波風立てず、心穏やかに・・・ということなんだろうと思うのだけれど、
でも、それ言っちゃうと向上心みたいものも否定しちゃうのか?・・・ってとこが
わりとあるんですよね。
もちろん書いてあることは素直に頷けることなんですよ。
易しい言葉で淡々と書かれているので、さらりと読み終えてしまうけれど、
結果を出す人は、やっぱりそれなりの努力をしているんだなぁという一冊です。
しっかりした目標をもって、それに向かって只管努力する。
そして常に感謝を忘れない。
ただそれだけが夢をつかむ方法・・・って、
きっと誰でも分かってると思うんだけど、
なかなか実行できないんですよね。
この本の印税はご本人の希望により、
東日本大震災で被災した方々へ全額寄付されるそうです。
あれ・・・なんだか今回は、静かな穏やかな、
そしてしみじみとじっくりと、という本が並びましたね。
多分、そういうものを頭が欲していたということなのでしょう。
人間って、無意識にどこかでバランスとってるのかもしれない。。。
「モルフェウスの領域」 [読書]
「モルフェウス」はギリシャ神話の眠りの神。
特効薬の承認を期待し、桜宮市にある未来医学探求センターで
人工凍眠(コールドスリープ)するアツシ(『ナイチンゲールの沈黙』に登場)。
そのアツシを見守る日比野涼子。
目覚めたとき、アツシに立ちはだかる様々な問題。
そのアツシを守るため涼子が選んだのは・・・。
この本も事件が起きて犯人は誰?ってミステリではありません。
(そういう意味では現在ドラマ放映中の『アリアドネの弾丸』の方が
すっごく分かりやすい。)
ラストの涼子の選択にはびっくり!
「ええっ?!いいの?!」って。
「コールドスリープ」って実現可能なのかなぁ。
小説の中にも出てきましたが、実際可能になった場合、
ホントにいろいろ難しい問題が起こりそう。
眠ってる間にも世の中は動いているわけですからね。
今週末にはすこ~し涼しくなるらしい。
徳光さん、ちょっと楽になりそうですね。よかった。。。
夏休み、もうすぐ終わっちゃうよ。
みんな宿題終わった?(笑)
「こちら葛飾区亀有公園前派出所 小説」 [読書]
『こち亀』30周年&『日本推理作家協会』60周年を記念しての豪華企画。
著者:大沢在昌、石田衣良、今野敏、柴田よしき、京極夏彦、逢坂剛、東野圭吾
実は私、『こち亀』はテレビでしか見たことがないのですが、
京極夏彦さんと東野圭吾さんが執筆していらっしゃるのなら
こりゃもうはずせない!
意外に(失礼・・・)石田さんの『池袋⇔亀有エクスプレス』が面白かった・・・
と言うか、両さんの台詞、もう、あのまんま聞こえてきた。
そうそう、両さんならこんなふうに言うだろうな~って。
京極さん、タイトル『ぬらりひょんの褌』からしてもう京極ワールド(わくわく♪)。
実は京極さんの作品のみ、両さん本人が出てこない。で、舞台は中野。
加えてあの「版元や媒体を超えた決めゼリフ」も登場するとくれば、
京極ファンにはたまらない一作。最後の一行で思わずにやり。。。
東野さんの『目指せ乱歩賞!』、
動く両さんが浮かんでまいりました。
ストーリーもさもありなん・・・という(笑)。
他の方は作品未読なので、なんとも言えないのが申し訳ない。。。
この本をブログで紹介してくださった、
ブログのお友だち、ずずみんさん、
ありがとうございました♪
ブログのお友だちの読んだ本は
とっても参考になります。
みなさま、これからもどうぞ宜しくお願いいたします♪
ううう・・・東京は、また猛暑がぶり返してまいりました。
この炎天下、出かけなくちゃいけないの・・・(凹)。